3気圧防水・10気圧防水はどこまでOK?初心者でもわかる許容範囲

腕時計を購入する時「3気圧防水」や「10気圧防水」「20気圧防水」などと目にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

裏ブタ部分に「WATER RESISTANT」と記載されている点が腕時計の防水性能を指します。

腕時計選びの中でも防水性能は重要部分といっても過言ではないですが、「気圧防水」や「BAR」・「m」記載がされている、初心者からしたらどのくらいの防水性能なのか正直わかりづらいです。

誤った防水性能の知識で腕時計を使用してしまうと故障の原因に繋がります。

どの防水性能がどのくらいの範囲まで大丈夫なのか、初心者の人でもわかりやすいように解説します。

3気圧防水や10気圧防水など防水性能の記載はややこしい!?

時計

防水性能は近年ほとんどの腕時計に搭載されているといっても過言ではありません。

しかし、防水性能の記載は3気圧防水や10気圧防水・20気圧防水などと、初心者にとってはよくわかりづらい記載をされていることがほとんどです。

他にも「BAR」や「m」「日常生活用防水」などさまざまな言葉で記載されていることが多いです。

初心者でも覚えやすいように崩すと「3気圧防水」=「30m防水」=「3BAR」=「日常生活用防水」の形になります。

ただし、上記のような式にはなるものの、詳しく解説すると微妙にそれぞれ意味は異なります。

初心者の人では覚えづらいため、上記のような形式で覚えてもらうのが一番ですが、防水性能で最も気を付けていただきたいのが防水性能への過信と使用範囲です。

初心者が知っておくべき3気圧防水や10気圧防水の基礎知識

シチズン 腕時計

「3気圧防水」=「30m防水」=「3BAR」=「日常生活用防水」という形で覚えるのが初心者には最もおすすめですが、勘違いをする人もいます

というのも、3気圧=30m防水だから30mまでの深さだったら耐えられるという考えを持って腕時計を使う人もいるのです。

実際に時計店に入りたての新人や全く時計に関する興味がない店員はこのように紹介をしている人も少なくありません。

10気圧だと100m防水になるため、100mまでの深さまでなら使用できるのかと考えると答えはNGです。

理論上で考えると10m潜るたびに1気圧ほどの水圧がかかるといわれていますが、全く何もしないという条件がかかります

わかりやすく例えると、腕時計を着けた状態で泳ぐと当然腕時計も水に逆らった行動を行うため、それ相応の気圧・負荷がかかるのです。

そもそも潜水用と一般の防水性能での検査規格は異なるため、100m防水・10気圧防水と記載されていても潜ることを想定した検査を行っていません。

潜ることを想定した防水性能の腕時計は飽和潜水用100m防水などの記載が施されています。

10気圧防水や20気圧防水のダイバーズウォッチは大丈夫?

セイコー

ダイバーズウォッチも名前の印象からダイビングで使えそうなイメージですが、本格的にダイビングでの使用・利便性を考えるならダイビング専用「ダイブコンピューター」の購入を考えるのがおすすめです。

ダイバーズウォッチは主に20気圧防水を超える腕時計を指しますが、最悪のケースでは店員によっては10気圧防水でもダイバーズウォッチとして勧めている場合があります。

使用上の安全面を考えるのであれば20気圧防水を超える腕時計をダイバーズウォッチと考えるのが好ましいです。

ダイバーズウォッチの基礎知識については下記で詳しく解説していますので、気になる人は参考にしてください。

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ダイバーズウォッチ

初心者でもわかる!防水性能ごとの使用可能範囲

次は実際に防水性能ごとにどのように使用できるのか、わかりやすく解説していきます。

腕時計を購入する時に特に意識をしていただきたいポイントでもあるので、参考にしてください。

3気圧防水・30m防水・3BAR

防水

シンプルな腕時計やカジュアルなファッションウォッチで多いのが「3気圧防水」です。

3気圧防水という表示以外にも30m防水や3BARと記載されることもあり、特に多いのが「日常生活用防水」の表記になります。

3気圧防水は基本的に「多少の水」であれば大丈夫だと考えてください。

わかりやすいイメージとしては洗顔や突然の雨、運動時の汗などの水であれば大丈夫です。

ただし、お風呂や水仕事は耐えきることができませんので、避けるようにしましょう。

5気圧防水・50m防水・5BAR

シンク

5気圧防水は50m防水や日常生活用防水・日常生活用強化防水と記載されることが多いです。

基本的に食器を洗う程度やお風呂の掃除・農作業や漁作業にも耐えうる防水性能になります。

ただし注意していただきたいのが蛇口やシャワーです。

蛇口やシャワーから出てくる水は勢いが強い場合が多く、5気圧防水の耐えうる気圧を超える場合がほとんどです。

そのため、貯めた水で食器やお風呂を洗うようにしましょう。

食器洗いでも蛇口に当たらなくてもジャバジャバと激しく水から出し入れすると耐えうる防水性能を超える場合があるので要注意です。

10気圧防水・100m防水・10BAR

サーフィン

近年増えているのが10気圧防水の腕時計です。

大切な部分なので重点的に記載しますが、10気圧防水は100m・10BAR・日常生活用強化防水と記載されていることが多いです。

一般的には水仕事や水上のマリンスポーツ・プールなどにも耐えうる防水性能になります。

ただし、気を付けていただきたいのが使用シーンです。

というのも、途中でも触れていますが、水泳のように水の抵抗に激しく逆らった動きをしてしまうと、腕時計の防水性能を超える気圧・負荷がかかってしまいます

マリンスポーツやプールなども大丈夫と記載されていますが、濡れても使えるものの、そこから泳いでしまうと壊れる原因に繋がります。

簡単な素潜り程度であれば対応可能ですが、お風呂などは避けるようにしましょう。

しかし、最も気を付けていただきたいのが時計店での販売です。

なぜかというと、良心的な時計店であれば泳ぐことを推奨されませんが、セールストークとして水仕事や泳ぐことも可能というところもあります。

実際に筆者自身も時計店で言われたことがあります。

真に受けて海やプールで泳ぎ、壊れてしまっても保証してくれる可能性は極めて低いです。

ただし人によって腕時計を使用するシーンは異なるため、最悪の事態を避けるためにも泳ぐのは極力避けるようにしましょう。

20気圧防水・200m防水・20BAR

水泳

20気圧防水は主にダイバーズウォッチと称される腕時計ですが、水仕事だけでなく水泳など泳ぐことができるシーンでの使用も可能です。

G-SHOCKなどはこの20気圧防水が搭載されたモデルが多く、マルチシーンで活躍してくれます。

ただし、空気ボンベなどを使用したダイビングは不可能です。

お風呂に関しては疑問に感じる人も多いものの、20気圧防水でも避けるのが好ましいです。

もちろんお風呂がとてつもなく深いというわけではないのですが、腕時計の防水性能を高めるパッキンなどは熱に弱い傾向があります

お風呂に着けることでパッキンが弱ってしまい、本来耐えうる防水性能も機能しないというケースも十分にあり得るので、お風呂での使用は極力避けるのがおすすめです。

空気潜水用防水

水中

腕時計の防水性能の種類でも空気潜水用防水が存在します。

空気潜水用防水100mや200mとの記載が施されていますが、空気ボンベを使用したダイビングでの使用も可能であることを指します。

ただし飽和潜水用のダイビングなどは不可能なので、しっかりとダイビングを楽しみたい人はさらに防水性能のランクが高い「飽和潜水用防水」や「ダイブコンピューター」を購入するようにしましょう。

飽和潜水用防水

ダイビング

防水性能の中でも最も高いのが「飽和潜水用防水」です。

飽和潜水用200m防水などは極めて高い防水性能を持っており、気圧の変化によって風防が壊れないようにエスケープバルブが付いている腕時計がほとんどになります。

他にも潜水時間が計測できる回転ベゼルでも誤操作が起きないように逆回転仕様になっているものが多いです。

ダイビング時にもおしゃれな雰囲気を腕元に作りたいという人は「飽和潜水用防水」の腕時計を選ぶようにしましょう。

3気圧防水や10気圧防水の手入れ方法は?

次は3気圧防水や10気圧防水などの腕時計を手入れする場合はどのようなしたらいいのかについて解説します。

3気圧防水や10気圧防水の腕時計を購入している人は参考にしてください。

おすすめの手入れ方法

タオル

水に濡れてしまってどうしようと考える人も多いのですが、水に濡れて放置している人もいます。

濡れた状態の時計をそのまま放置している状態は当然NGです。

水に濡れている部分が原因でさびができてしまう可能性や、水に濡れている部分から傷んでしまう可能性もあります。

マイクロファイバークロス・タオルなどで優しくかつしっかりと水気を拭きとるようにしましょう。

海などで使用した場合は真水で洗うのが好ましいです。

できれば付着している汚れやほこりを飛ばしてから拭いてあげるようにすると風防やケース・ベルトを傷つけずに手入れをすることができます。

防水検査は大切!

メンテナンス

さらに防水腕時計の手入れで最も意識してほしいのが防水検査です。

腕時計は一度購入するとずっと防水性能が持続すると考えている人もいますが、これは誤った認識になります。

腕時計でも使い続けていると徐々に防水性能が下がります

クォーツ腕時計などは電池交換のタイミングで防水検査もあわせて行うと高い防水性能を維持した状態で使用し続けることが可能です。

機械式腕時計やスプリングドライブなどはオーバーホールのタイミングで防水検査もあわせて行ってもらうようにしましょう。

防水性能を把握して大切に使おう!

セイコー腕時計

腕時計の3気圧防水や10気圧防水などの防水性能についてご紹介しましたが、防水性能ごとに使用可能範囲は異なります。

腕時計を長く使うためには腕時計がどのような性能なのかをしっかりと把握してあげることが大切なので、防水検査や手入れも怠らずに大切に使ってあげましょう。

 

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